『戦闘中』によって気づかされる芸人の共闘意識の強さ
どうも、お笑い好きライターのみらいです。
皆さん、超朗報!
「めっ………ちゃええやん」でお馴染みの『キュウ』さんが単独します!!
ある日のバティオスネタ祭り中MCでド後輩の芸人にすごく優しく絡んでいたところ見てから、人間性まで含めてキュウさんが好き……!
というのは置いといて。今日話したいことは、先日見たテレビの話。
フジテレビで放送された『戦闘中』2018。
4チームに分かれ、限られた時間の中で、『バトルボール』という赤い球を投げて攻撃し合う番組です。この球に当たった人は敗退。メンバー同士で協力し、守り合いながら戦っていくというもの。キスマイの宮田さん、横尾さん他、YoutuberのパイオニアHIKAKINさんも闘魂アーティストチームとして出演されました。
チームは身体能力の高いアスリート軍団や野球選手で編成されたチームなどがある中で、パンサー尾形さん、あばれる君、品川庄司の庄司さん、三四郎小宮さん、ミキ亜生さん、ザブングル加藤さん率いる『熱血芸人チーム』が出場しました。
今日の明日でまだ録画して見てない人もいるので結果などはふせますが、お笑い好きとしてはすこぶる楽しく拝見させていただきました!!!!!
何がすばらしいかって、この番組によってお笑い芸人に根付いている「共闘」の意識を垣間見ることができたこと。
彼らは数々の戦いの場を制してきたスポーツ選手・アスリートたちと互角に戦うことができたわけなんですが……なぜでしょう。運動神経では明らかにスポーツ選手には叶わないはずなのに。
芸人に根付く共闘の精神
個人的な意見ですが、それは芸人が笑いの戦場で培ってきた「共闘」の精神が彼らを善戦を導いたのではいかと思うんです。
バラエティ番組やお笑いライブで、観客が笑うか否かはその場の空気にかかっていると思っているんです。同じネタでも環境によって受けが違うのは、もちろんその時の芸人のコンディションにもよりますが、それ以上に場の空気が関係しています。
よくお笑いは「集団芸」だと言われているように、その場にいる芸人全員で笑いの空気を作っていく必要があります。個人(というか、コンビ?)プレーでなんとかなる場合はラジオや単独ライブくらい。M-1などの賞レースでさえ雰囲気勝負なところはある。
(https://twitter.com/ame__talk/status/962476407266869248より拝借)
よくお笑いライブで観客のウケがいまいちなとき、次に出てくる芸人が「俺らが雰囲気作りますよ」と意気込むシーンを目にします。バラエティ番組でも、誰かがすべった時は誰かがフォローして空気を壊さないようにしていたりしますよね。もはやそんなの、文字におこすまでもないくらい当たり前のことだとは思うんですが……
非常にナイーブなお笑いの場では、芸人同士が共に戦って空気づくりをする必要があると思います。それ故に、今回のようなチームプレーで戦う番組でも芸人チームの強さが活きたのかな、と。
にぎやかし担当のような扱いだった彼らは、実は普段から共に戦う文化が染みついていて、スポーツ選手と変わらないくらい仲間意識が強かった。
芸人がこういった戦闘系の番組で良い結果を残すのも、そういう部分が大いに関係しているからなんじゃないかなと。そうやって見るとやっぱりお笑いって熱いしかっこいい……好き……
そういえば今絶賛第5期配信中の『ドキュメンタル』も完全なチームプレーありきの番組ですよね。一人ひとりが個人で戦ってはいるんだけど、でも本質はそうじゃなくて、皆で笑いの空気を作るために共闘しているんですよ。だから見ていてすごくたぎるっていうか、芸人同士の絆をばちぼこに感じるて、笑いたいんだか泣きたいんだか分からない気持ちになったりするんですよねー。
でも、ウーマンラッシュアワーの村本さんやハライチ岩井さんのように個人プレーでこそすごく活きる人もいるし、それもそれで熱いので今度触れてみたいです!
『戦闘中』、2年前に放送されたときとがらっと仕様が変わって賛否両論あったみたいですが、私は前回は見てないので比べることもなく楽しく見れました。またやってほしいな~!