ほぼお笑いのこと

お笑いを愛する人間による真摯なブログ

Aマッソが可愛いことによる諸問題

 

どうも、密かにラリー遠田さんの後釜を狙っているお笑い好きライターのみらいです(嘘です)。

 

 

 

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今回は、女性コンビ芸人『Aマッソ』が可愛いことにより起こる諸問題っについて語っていきたいと思います。

 

※今回は、結構センシティブな内容になっていているのかな……?ただ、私は100%リスペクトでこの記事を書いています!あしからず!

 

◆Aマッソについて

 

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ワタナベエンターテインメント公式HPより拝借

 

ワタナベエンターテインメント所属の女性お笑コンビ。可愛らしいルックスからは想像できない尖りまくったディープなネタが特徴。若手お笑いライブシーンを席巻し、テレビ露出も増えかけている。

 

◆それは仄かな罪悪感

 

私はAマッソのネタもゲラニチョビももっと言うとフワちゃんのことも大好きなAマッソファンなのですが、Aマッソを「可愛い」と思ってしまいことに仄かな罪悪感があります。

 

例えば女性アイドルを可愛いと思うことには、もちろんなんの後ろめたさもないんです。だって彼女たちは「可愛くある」ことが仕事だし、そうやって見られることを望んでいるから。

 

しかし、問題のAマッソは、ネタを見てもらえば分かる通り「可愛さ」なんて1ミクロンも売りにしてない。むしろ、そういうアイドル的な視線で見られてしまうことが、彼女たちが自分たちの確固たる世界観を突き通す弊害にもなってしまっている……ような気がします。

 

◆Aマッソの女性性を排除したぶっとんだネタ

 

ぴんと来ていない方のためにぶっ飛んだ彼女たちのネタをどうぞ。

 

youtu.be

www.youtube.com

「スラム街」とか大好きだ。一つひとつのセリフを噛みしめるように聞いてしまう……

でも「どてちん」っていったいなんなんだろう

 

※あとは、ちょっと探しても見あたらなかったんですが「墓荒し」という、加納さんが墓荒し直後に学習塾に行くネタが最高にぶっとんでて好きです

 

……ということで、はてなぶろぐロゴマークGペンの先にも引けを取らない、彼女たちの尖りっぷりをお分かりいただけただろうか。

 

◆Aマッソの魅力はルックスだけではない

 

Aマッソの真の魅力は、そのルックスの可愛らしさではなく、誰にも真似することのできない唯一無二のエッジが効いたネタ、トリッキーで一癖も二癖もある語感センス、常識を軽く逸脱していながらもそこはかとなく漂う知的さ、などなどにあると思うのです。

 

Aマッソのネタのなかに「女性だからこそ成立する」というものはほぼなく、それを男性が演じても違和感なく見れるものばかりです。ここに彼女たちの「女性芸人として見られたくない」という意思が表れているようにみえます。

 

そんななか、一部で彼女たちのルックスとネタのギャップに需要が集まり人気が出ているのはなんとも皮肉なものです。

 

彼女たちが今後、芸人(ここはあえて「女芸人」でなく「芸人」とさせていただきます)として着実なキャリアを積んでいくにあたり「可愛い」がプラスになるのかは正直分かりません。どんな理由にせよ売れれば良いのかもしれませんし、Aマッソがそういうアイドル的な売れ方をどう捉えているのか、こればかりは本当に分からないのでなんともいえません。

 

それにこれ以上こういうことを書くと「これフェミニストのブログだっけ?」となってしまうような気がしないでもないのでやめておきます。

 

◆随所に見られる「ルックスのせいで笑いが起こりにくくなる現象」

 

ちょっと話のベクトルが変わるかもしれませんが。

 

ルックス先行で人気が高まってしまい、更にはそのルックスのために本来自分たちが狙っている類の笑いが生まれにくくなってしまう現象って、お笑いの現場にはよくありますよね。

 

例えばミキとか和牛とかもそれにあたるのかな……。亜生さんがボケたり川西さんがつっこんだりすると、その台詞が本当に意図した笑いではなく、ファンたちの「黄色い歓声」で包まれてしまうことがあります。そうすると、よく彼らを知らないひとたちは「ふうん。この人たちは顔が良くて人気があるんだなあ」とか「はいはい、アイドル芸人ね」という認識し、なんとなく白けた空気に包まれて、本来の笑いが生まれにくくなってしまう。

 

実際に若手のお笑いライブを見ていて、こういう雰囲気になることは多々あります!!

 

それが悪いとか良いとかではありません。お笑いファンにはネタが好きな人も、芸人さんそのものが好きな人も、「ジグザグジギー池田さんの顔が好き」という人もいるし、もちろん魅力的に感じる部分は人それぞれ千差万別。だから、これはお笑いシーンのなかでどうしても起こってしまう仕方ない現象なのです。

 

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昔のブラックパイナーSOSとかね!!!!!!!!

 

 

Aマッソのような、シュールだったり尖っていたりするネタを可愛い女性がすると、果たしてどうなるのか。まず「可愛いな」から入ると思うんです。そして、「可愛い子が、尖った発言をしている。すごいぶっとんだネタをしているなあ」と思われるんです。純粋にネタに入り込んでもらうまでに、少し時間がかかってしまうのかなあと。こればかりは仕方ないことだとも、でもなんだかすごくもったいないことだとも思います。だって私は、やっぱりAマッソのネタが大好きだから……!

 

◆まとめ

 

思いの他私のお笑い愛が加速して長ったらしく語ってしまいましたが……

 

結論を言うと、こういうことは若手芸人特有の悩みといったものだと思うので、芸歴を積んで中堅にでもなったら解決できる問題かもしれません。

 

Aマッソファンには「見た目もネタも好きだよ!」という人も多いし、諸問題と書きましたがそこまで血眼になって悩むことでもないとは思います。こんなのただのおせっかいですね。

 

ただ!!!

 

ただ、一お笑フリークの私個人的には、Aマッソがアイドル的な売れ方をしてしまうのは若干のもどかしさがあるというだけなんです。

 

ものすごく極端な話をすれば、鳥居みゆきさんや鳥肌実さんのように、どれだけルックスが良くてももうそんなことなんてどうでもよくなってしまうくらいの振り切れたネタで突き進んでほしいですね。

 

 

自分でもうまくまとめられていないので、今日はこれくらいで!それではまたー!