新・ワードセンス系芸人『東京ホテイソン』から目が離せない
こんにちは、最近お笑いライブに行けてなくてテンションがさがっているみらいです。最近は誰がアツいの……?卯月って解散したの?
早速ですが今日紹介したい芸人さんはというと……
(東京ホテイソンinformation (@tohote_info) | Twitterより拝借)
東京ホテイソン!!
(グレープカンパニー所属の結成4年目。ツッコミのたけるさん(左)、ボケのショーゴさん(右)からなるコンビ芸人。若手お笑いライブでは常に爆笑を取り、『日曜チャップリン』や『おもしろ荘』、『欅って、書けない?』など順調に地上波進出を果たしている)
ぱちぱちぱち。
もうテレビで見たーって方も結構いらっしゃるのではないでしょうか?去年はM-1グランプリ準決勝まで進み、名実共にスターダムをのし上がっていきそうな気配がぷんぷんしますね。
そんな彼らの特徴とは、ずばり新時代のワードセンス系芸人だということ。
◆ワードセンス系芸人とは
ワードセンス系芸人とは私が勝手に使っている言葉なのですが(既にある言葉だったらすみません)、主にツッコミの言葉のセンスで笑いをとる芸人さんのことです。
漫才や平場のトークなどの掛け合いでは、その状況に対する的確なツッコミは必要に重要な役割だと思います。その中でも、ツッコミに強い色があったり、他の人にはできない独自の表現で面白くつっこめる人は……バラエティでものすごく重宝されると思います。
バラエティで重宝されるということはどういうことか。
売れまくるということなんです。
◆活躍しているワードセンス系芸人って?
じゃあワードセンス系芸人ってどんな人?ということで、私が思い付く芸人さんをあげてみます
・千鳥 ノブ
超絶ド定番のワードセンス系芸人ではないでしょうか。今や千鳥をテレビで見ない日はないくらいの活躍ぶり。クセがすごいツッコミで一世を風靡したといっても過言ではないですね。
・ブラックマヨネーズ 小杉
小杉さんと言えば薄い頭皮などをいじられがちですが、数多いる薄毛芸人のなかでもピカイチの返しができるワードセンス芸人さんだと思っています。彼をいじれば絶対面白い言葉が返ってくるので、制作サイドからも芸人からも信頼度絶大。
・フットボールアワー 後藤
「スマートすぎる例えツッコミ」で脚光を浴びる後藤さん。彼の口から発せられる的確で気持ちの良いツッコミはもはや芸術の粋。
・三四郎 小宮
小宮さんは生まれ持ったワードセンスを駆使して売れた芸人と言っても過言ではありません。「お笑いであれ」「奇天烈なボケ」「バチボコ」など、語感が良く小気味いいワード多数。
・霜降り明星 粗品
彼はもともとピン芸人でフリップネタを得意としていました。これも、全力でボケ倒しているフリップに対し独自の短文言い切りツッコミを入れていくというもの。霜降り明星のネタとしては「野党か!」などが有名ですよね(しかし、これはせいやさんが考えた言葉らしいので深くは触れないようにします)。
※ちなみに……個人的にはワードセンス系芸人の巨匠ってやっぱりダウンタウンの松本さんだと思うんです。しかし、お笑いが好きすぎてダウンタウンの「ダ」の字を打つだけでも震えてしまい正気でいられなくなる私にはうまく論じれる自信がないのであえて触れません。
◆さて、話を東京ホテイソン戻します
というわけでワードセンス系芸人についてお分かりいただけたところで、東京ホテイソンに戻ります。
彼らはまだまだコンビ結成4年目で、互いに20代前半というド若手でありながら、その冴えわたるツッコミのワードセンスが猛烈に注目を集めているんです。
彼らのネタの特徴は、独特すぎるツッコミの台詞回しです。
ツッコミのたけるさんが狂言のようなポーズとテンションで、ボケのショーゴさんのボケに対してマンキンの力でつっこみを入れるんです。
例えば「水族館」というネタでは、いわしをじっくりと眺め感嘆するショーゴさんに対し「いーや、クリオネの尺!!」とつっこみを入れます。このように、ある事柄を別の事柄にユーモラスに例えていく……ん?待ってください。お笑いのネタって文字にしても面白さ伝わらないですよね。ということで実際にネタをみてみてください!
◆まとめ
何が言いたいのかというと、新時代のワードセンス芸人、東京ホテイソンの可能性は無限大だということです。
彼らが平場でトークをしているところはほとんど見たことがないんですが、もしバラエティの場でも、あの「独特狂言例えツッコミ」が活きるとしたら、とてつもないスターになっていくと思います。
彼らの今後の活躍が楽しみですね!それではまたー!!
Aマッソが可愛いことによる諸問題
どうも、密かにラリー遠田さんの後釜を狙っているお笑い好きライターのみらいです(嘘です)。
今回は、女性コンビ芸人『Aマッソ』が可愛いことにより起こる諸問題っについて語っていきたいと思います。
※今回は、結構センシティブな内容になっていているのかな……?ただ、私は100%リスペクトでこの記事を書いています!あしからず!
◆Aマッソについて
ワタナベエンターテインメント所属の女性お笑コンビ。可愛らしいルックスからは想像できない尖りまくったディープなネタが特徴。若手お笑いライブシーンを席巻し、テレビ露出も増えかけている。
◆それは仄かな罪悪感
私はAマッソのネタもゲラニチョビももっと言うとフワちゃんのことも大好きなAマッソファンなのですが、Aマッソを「可愛い」と思ってしまいことに仄かな罪悪感があります。
例えば女性アイドルを可愛いと思うことには、もちろんなんの後ろめたさもないんです。だって彼女たちは「可愛くある」ことが仕事だし、そうやって見られることを望んでいるから。
しかし、問題のAマッソは、ネタを見てもらえば分かる通り「可愛さ」なんて1ミクロンも売りにしてない。むしろ、そういうアイドル的な視線で見られてしまうことが、彼女たちが自分たちの確固たる世界観を突き通す弊害にもなってしまっている……ような気がします。
◆Aマッソの女性性を排除したぶっとんだネタ
ぴんと来ていない方のためにぶっ飛んだ彼女たちのネタをどうぞ。
「スラム街」とか大好きだ。一つひとつのセリフを噛みしめるように聞いてしまう……
でも「どてちん」っていったいなんなんだろう
※あとは、ちょっと探しても見あたらなかったんですが「墓荒し」という、加納さんが墓荒し直後に学習塾に行くネタが最高にぶっとんでて好きです
……ということで、はてなぶろぐロゴマークのGペンの先にも引けを取らない、彼女たちの尖りっぷりをお分かりいただけただろうか。
◆Aマッソの魅力はルックスだけではない
Aマッソの真の魅力は、そのルックスの可愛らしさではなく、誰にも真似することのできない唯一無二のエッジが効いたネタ、トリッキーで一癖も二癖もある語感センス、常識を軽く逸脱していながらもそこはかとなく漂う知的さ、などなどにあると思うのです。
Aマッソのネタのなかに「女性だからこそ成立する」というものはほぼなく、それを男性が演じても違和感なく見れるものばかりです。ここに彼女たちの「女性芸人として見られたくない」という意思が表れているようにみえます。
そんななか、一部で彼女たちのルックスとネタのギャップに需要が集まり人気が出ているのはなんとも皮肉なものです。
彼女たちが今後、芸人(ここはあえて「女芸人」でなく「芸人」とさせていただきます)として着実なキャリアを積んでいくにあたり「可愛い」がプラスになるのかは正直分かりません。どんな理由にせよ売れれば良いのかもしれませんし、Aマッソがそういうアイドル的な売れ方をどう捉えているのか、こればかりは本当に分からないのでなんともいえません。
それにこれ以上こういうことを書くと「これフェミニストのブログだっけ?」となってしまうような気がしないでもないのでやめておきます。
◆随所に見られる「ルックスのせいで笑いが起こりにくくなる現象」
ちょっと話のベクトルが変わるかもしれませんが。
ルックス先行で人気が高まってしまい、更にはそのルックスのために本来自分たちが狙っている類の笑いが生まれにくくなってしまう現象って、お笑いの現場にはよくありますよね。
例えばミキとか和牛とかもそれにあたるのかな……。亜生さんがボケたり川西さんがつっこんだりすると、その台詞が本当に意図した笑いではなく、ファンたちの「黄色い歓声」で包まれてしまうことがあります。そうすると、よく彼らを知らないひとたちは「ふうん。この人たちは顔が良くて人気があるんだなあ」とか「はいはい、アイドル芸人ね」という認識し、なんとなく白けた空気に包まれて、本来の笑いが生まれにくくなってしまう。
実際に若手のお笑いライブを見ていて、こういう雰囲気になることは多々あります!!
それが悪いとか良いとかではありません。お笑いファンにはネタが好きな人も、芸人さんそのものが好きな人も、「ジグザグジギー池田さんの顔が好き」という人もいるし、もちろん魅力的に感じる部分は人それぞれ千差万別。だから、これはお笑いシーンのなかでどうしても起こってしまう仕方ない現象なのです。
昔のブラックパイナーSOSとかね!!!!!!!!
Aマッソのような、シュールだったり尖っていたりするネタを可愛い女性がすると、果たしてどうなるのか。まず「可愛いな」から入ると思うんです。そして、「可愛い子が、尖った発言をしている。すごいぶっとんだネタをしているなあ」と思われるんです。純粋にネタに入り込んでもらうまでに、少し時間がかかってしまうのかなあと。こればかりは仕方ないことだとも、でもなんだかすごくもったいないことだとも思います。だって私は、やっぱりAマッソのネタが大好きだから……!
◆まとめ
思いの他私のお笑い愛が加速して長ったらしく語ってしまいましたが……
結論を言うと、こういうことは若手芸人特有の悩みといったものだと思うので、芸歴を積んで中堅にでもなったら解決できる問題かもしれません。
Aマッソファンには「見た目もネタも好きだよ!」という人も多いし、諸問題と書きましたがそこまで血眼になって悩むことでもないとは思います。こんなのただのおせっかいですね。
ただ!!!
ただ、一お笑フリークの私個人的には、Aマッソがアイドル的な売れ方をしてしまうのは若干のもどかしさがあるというだけなんです。
ものすごく極端な話をすれば、鳥居みゆきさんや鳥肌実さんのように、どれだけルックスが良くてももうそんなことなんてどうでもよくなってしまうくらいの振り切れたネタで突き進んでほしいですね。
自分でもうまくまとめられていないので、今日はこれくらいで!それではまたー!
「芸人」と「YouTuber」の垣根を超えた新星ものまね芸人『ガーリィレコード』に大・大・大注目だ!!
お笑いだいすきライターのみらいです。
ちょっと皆さん!あまりにも未来が明るそうな芸人さんが登場し、私の心も踊り狂っているんですよ!
ということで今回紹介したい芸人さんがこちら……
『ガーリィレコード』だあ!!
左がボケの高井佳祐さん、右がツッコミのフェニックスさんです。
もうすでにメディアやSNSの露出も多くて知っている人もたくさんいるかなあって感じなんですけど。
彼らはよしもと所属の若手芸人さんで、高井さんが藤原竜也に扮したカイジにものまねで人気を集めています。
他にも、ゲームものまねやミスチル桜井さんのものまねなどレパートリー豊富。
↑この動画の「痛いよぉ」のところ何回リピートしたことか。似すぎている
彼らはぜったいにこれから引くくらい売れると思います。ちょっと今私は震えています。
どうして、一見人の良い大学生のようにもみえる『ガーリィレコード』にこれほど震撼しているのか。ご説明させていただきたいと思います(ぶるぶる)。
◆芸人とYouTuberの垣根を超えた
まず前提として、所謂テレビスターである「芸人」(ここから敬称略とさせていただきますね)と、中高生の人気者「YouTuber」の間には相まみえることのできない大きな壁があったんです。
双方の支持層や求められていることというのはどうしても違ってきます。
芸人にできることがYouTuberにはできないし、逆にYouTuberにできることが芸人にはできなかった。
YouTuberが動画内で大喜利のような企画をすると、必ず「芸人の凄さを知った」というコメントが散見します。一方で、芸人がYouTubeにチャンネルを持ってもYouTuberほどの登録者数や視聴回数を獲得することはなかなか難しい。
そんななか、よしもとの芸人である『ガーリィレコード』は、YouTubeのチャンネル登録者12万人(※2018年8月時点)という数字と、安定した視聴回数をたたきだすことに成功します。(平均で60万くらいの視聴回数は登録者数100万人クラスのYouTuberとも引けを取りません)
また、YouTuber界の大スター『水溜まりボンド』とコラボも果たします。
これは由々しき事態だ!!いい意味で!!
◆お笑い芸人が売れるきっかけは今や賞レースだけではない
今までほぼ実現されなかった、芸人×YouTuberという図式を彼らは成立させたのです。
時代の流れと共に芸人の在り方も変化し、そして今、お笑い界にはひそやかな革命が起きていると思います。
例えば『きつね』さんもTik Tokに投稿したことがきっかけで中高生の間でも話題になり、少しずつテレビ露出が増えてきていますよね。今や賞レースだけが芸人にとって売れる近道ではなくなってきているんですね。
SNSや動画投稿サイトを使い、自らいくらでも発信できることが可能になった昨今。ブレイク前夜の芸人をネットで見守り応援できるのはとても嬉しいことですよねー!
◆人気の理由は?
それにしても、『ガーリィレコード』の溢れ出るスター性はどこからくるのか。
「どうしてだよお!!!!!」
って、気になっている人もおられるのではないでしょうか。
個人的意見になりますが、思いつく限りでその理由をあげていきたいと思います。
①人柄
動画などを見ていると分かるのですが、なんかとにかくいい人そう。部屋もちょっと小汚い感じが生活感あって親しみやすい。
②ものまねのクオリティが高いし、チョイスの妙
単純にネタがおもしろいし、ものまねがすごく似ていますよね。チョイスも絶妙で、万人受けする藤原竜也さんやミスチル桜井さんをもってきたかと思うと大乱闘スマッシュブラザーズやゲーム実況者などもコアなものまねもできて、とにかくレパートリーが豊富。
高井さんは第2のロバート秋山さんになりえるんじゃないかなあ……
③コンビバランス
売れる芸人さんはコンビバランスが良いことが多いですよね。『ガーリィレコード』も、ボケの高井さんが基本的に目立っていますが、ツッコミのフェニックスさんの冷静さと安定感も見過ごせないものがあります。うーん、なんか、なんだろう。タイムマシーン3号的安心感とでもいいましょうか。そういうものがある気がします。
④露出度
YouTubeでチャンネルをもち、コンスタントに動画を上げ続けていることで露出度が高まり人気が獲得できたというのは大いにあると思います。毎日見続けているといつのかにか好きになっていたりしますよね、まるで隣の席のあの子みたいに……ん、ちがう?
SNSで動画が拡散されたことも、YouTubeを見る層から受け入れられた要因かもしれませんね。
ということで、きっと『ガーリィレコード』はこれからもっとYouTubeでの露出もテレビでの露出も、相乗効果のようにぐんぐん増えていくと思います。ぜひぜひ注目あれ!!
永遠のネクストブレイク芸人、うしろシティの魅力をどうしても伝えたい
こんにちは、お笑いが心の支え、みらいです。
さてさて、『キングオブコント2018』の予選がついにはじまりましたね。今はちょうど一回戦の結果速報が出だしているころなのですが、1回戦の通過者を見ていると、今年このコンビ頑張ってほしいなあ、とか、ああこのコンビ出るんだなとか知れて楽しいこと山のごとしです。(ちなみに今年のニューフェイス注目株はジェラードンだとふんでいる)
そんなわけで、キングオブコントに関連して今日はどうしても話したいことがある。
それは、永遠のネクストブレイク芸人と名高いこの二人のことだ!!
うしろシティ
彼らをご存知だろうか。金子学さん(写真左)と阿諏訪泰義(写真右)による実力派コント師である。結成9年目で、キングオブコントでは2012・2013・2015と結晶に進出しています。
エッジの利いた切り口で表現されるコントは思わずうなってしまうものばかり。特に阿諏訪さんの今だ抜けきれない中二病感(私にはこれが天然なのか作為的なものなのか分からないのです)は、見るものを一種ノスタルジックな切ない笑いに誘う……
永遠のネクストブレイク芸人
彼らは結成当初から、しっかりと練られたコントとシュッとした外見から各所のお笑フリークから「うんうん、すぐブレイクするでしょう、無論」と言われていた。
しかし蓋を開けてみれば、結成から9年、未だブレイクなしという事実……
阿諏訪さんは料理の腕前を活かして『あのニュースで得する人損する人』にサイゲン大介として登場し人気を博して本まで出しています(この本には金子さんも登場していますが)。しかしながら、コンビとしてブレイクしているかと言われれば難しい。
私は、むしろもう、うしろシティは『売れそうで売れないコンビ』として確立しちゃっている気もするのでこのままいじられ続けるのも面白いかなとも思っています。
ただやっぱり日の目を見てほしい。
だって、面白いから!ほんとに!
うしろシティのラジオを聴いてほしい
私はTBSラジオで毎週木曜夜0時から放送している、うしろシティの『うしろシティ 星のギガボディ』を毎週かかさず聴いています。
もっと言えば、前身の、ハライチと二組で折半していたラジオ『デブッタンテ』時代から聴いていました。
このラジオを聴いていると、どうしようもなく彼らに愛着が沸き、ああもっと売れてほしいと思ってしまうこと間違いないです。とにかく彼らの魅力がつまってる!!
今日は、「ラジオ聴いてない」「それどころかうしろシティのことあんま知らない」「サイゲン大介しか知らない」という方へ、私的『うしろシティのここが素敵』をお教えしたいと思います。
うしろシティのここが素敵①バランス感覚が良い
偉そうなことを言ってしまい恐縮も恐縮なのですが、2人はお笑い的バランス感覚に優れていると思うんですよ。
それは言ってしまえば、どこまでが笑いでどこまでが笑いじゃないかの線引きのセンスというか。トークやコントに関して過度な味付けもしないし薄味にしもしない。(あ、でもコントは分からない。もぎぼっこりとかもあるし)
だから、2人の話を聞いていて不快になったり食傷気味になることって一度もないんです。実はこのバランスを分かっている芸人さんが多いのかと言われれば多くはなく、そしてラジオに起用される人たちは大抵わかっている人が多いと思います。
この、いい意味での突出のしなさを長年継続できていることはすごいことです。
うしろシティのここが素敵②聞き上手!
うしろシティのラジオが素晴らしいなあと思う点は、2人ともとても聞き上手なところです。
お互いがお互いの話をとーてーも丁寧に楽しそうに聞いて相槌を打ってくれるんです。うしろシティってなんというか、すごく仲が良いコンビなんだなと目に見えて思うことってあまりないんですが、でも実情本当に仲が良いと思うんです。
お互いを「この人面白いなあ」って思っているのが会話から伝わるんです。ここら辺は感覚の世界になってしまうので、それを文字するのがライターの仕事だとは思いますがでもやっぱり私には無理なのでぜひラジオを聴いてみてくださいませ。
うしろシティのここが素敵③金子さんの人柄
うしろシティには明確に「ボケ」「ツッコミ」の線引きはないと思うんですが、どっちかと言うとツッコミをしているイメージがある金子さん。ラジオでも、阿諏訪さんのじんわりとにじみ出る中二病感によくツッコミを入れています。
いつまでも少年みたいな表情と可愛らしい雰囲気や話口調で場を和ませる金子さんこそが、うしろシティの魅力の一つであると思います。奇跡のアラフォーとは彼のことだと思う。
金子さんが機嫌が悪かったり不貞腐れたりしているところを私は見たことがありません。
ものすごい安定感があるんですよね。阿諏訪さんが盲腸になりラジオを休んだ日、変わりにTBSラジオでパーソナリティをしているアルコアンドピースの酒井さんが助っ人として来た日があったんですが……すごい優しかった。酒井さんも明らかに癒されてた。
うしろシティのここが素敵④なんだかんだ言って多分売れる
私は、彼らは熟成型芸人で、派手さやインパクトはないけれど長い時間をかけてゆっくりと売れていくタイプだと思っています。
一部では女性人気で持っていると言われることもあったりしますが、場があまりないだけどトーク力が無いわけでないことはラジオを聴いていても間違いないです。
平場でのうしろシティも面白いと思うんですよね……金子さんの可愛いおじさんキャラとか、阿諏訪さんの中二病引きずりキャラはハマればすごいうけそう。めっちゃ変な人なのに。明らかになってないだけで阿諏訪さん多分めっちゃ変な人なんです。
なぜいまいち売れないのか?
では、なぜ今いまいちぱっとしていないのか。上記の通りキャラがまだ立っていない、テレビ番組での使いどころを分かってもらえていないという部分が大きいのかと。
ただ、賞レースに強いうしろシティです。近年はキングオブコントの決勝戦に進出できていませんが、今年はぜひ決勝で爪痕を残しまくり、テレビ露出を増えれば良いですね。でも、本人がたちが望んでいるものが本当にテレビ露出なのかどうかは、もちろん分からないところですが……
とにもかくにも、私はこれからも魅力たっぷりのうしろシティを応援していきます!それでは!
『戦闘中』によって気づかされる芸人の共闘意識の強さ
どうも、お笑い好きライターのみらいです。
皆さん、超朗報!
「めっ………ちゃええやん」でお馴染みの『キュウ』さんが単独します!!
ある日のバティオスネタ祭り中MCでド後輩の芸人にすごく優しく絡んでいたところ見てから、人間性まで含めてキュウさんが好き……!
というのは置いといて。今日話したいことは、先日見たテレビの話。
フジテレビで放送された『戦闘中』2018。
4チームに分かれ、限られた時間の中で、『バトルボール』という赤い球を投げて攻撃し合う番組です。この球に当たった人は敗退。メンバー同士で協力し、守り合いながら戦っていくというもの。キスマイの宮田さん、横尾さん他、YoutuberのパイオニアHIKAKINさんも闘魂アーティストチームとして出演されました。
チームは身体能力の高いアスリート軍団や野球選手で編成されたチームなどがある中で、パンサー尾形さん、あばれる君、品川庄司の庄司さん、三四郎小宮さん、ミキ亜生さん、ザブングル加藤さん率いる『熱血芸人チーム』が出場しました。
今日の明日でまだ録画して見てない人もいるので結果などはふせますが、お笑い好きとしてはすこぶる楽しく拝見させていただきました!!!!!
何がすばらしいかって、この番組によってお笑い芸人に根付いている「共闘」の意識を垣間見ることができたこと。
彼らは数々の戦いの場を制してきたスポーツ選手・アスリートたちと互角に戦うことができたわけなんですが……なぜでしょう。運動神経では明らかにスポーツ選手には叶わないはずなのに。
芸人に根付く共闘の精神
個人的な意見ですが、それは芸人が笑いの戦場で培ってきた「共闘」の精神が彼らを善戦を導いたのではいかと思うんです。
バラエティ番組やお笑いライブで、観客が笑うか否かはその場の空気にかかっていると思っているんです。同じネタでも環境によって受けが違うのは、もちろんその時の芸人のコンディションにもよりますが、それ以上に場の空気が関係しています。
よくお笑いは「集団芸」だと言われているように、その場にいる芸人全員で笑いの空気を作っていく必要があります。個人(というか、コンビ?)プレーでなんとかなる場合はラジオや単独ライブくらい。M-1などの賞レースでさえ雰囲気勝負なところはある。
(https://twitter.com/ame__talk/status/962476407266869248より拝借)
よくお笑いライブで観客のウケがいまいちなとき、次に出てくる芸人が「俺らが雰囲気作りますよ」と意気込むシーンを目にします。バラエティ番組でも、誰かがすべった時は誰かがフォローして空気を壊さないようにしていたりしますよね。もはやそんなの、文字におこすまでもないくらい当たり前のことだとは思うんですが……
非常にナイーブなお笑いの場では、芸人同士が共に戦って空気づくりをする必要があると思います。それ故に、今回のようなチームプレーで戦う番組でも芸人チームの強さが活きたのかな、と。
にぎやかし担当のような扱いだった彼らは、実は普段から共に戦う文化が染みついていて、スポーツ選手と変わらないくらい仲間意識が強かった。
芸人がこういった戦闘系の番組で良い結果を残すのも、そういう部分が大いに関係しているからなんじゃないかなと。そうやって見るとやっぱりお笑いって熱いしかっこいい……好き……
そういえば今絶賛第5期配信中の『ドキュメンタル』も完全なチームプレーありきの番組ですよね。一人ひとりが個人で戦ってはいるんだけど、でも本質はそうじゃなくて、皆で笑いの空気を作るために共闘しているんですよ。だから見ていてすごくたぎるっていうか、芸人同士の絆をばちぼこに感じるて、笑いたいんだか泣きたいんだか分からない気持ちになったりするんですよねー。
でも、ウーマンラッシュアワーの村本さんやハライチ岩井さんのように個人プレーでこそすごく活きる人もいるし、それもそれで熱いので今度触れてみたいです!
『戦闘中』、2年前に放送されたときとがらっと仕様が変わって賛否両論あったみたいですが、私は前回は見てないので比べることもなく楽しく見れました。またやってほしいな~!
「四千頭身」がオールナイトニッポン0(ZERO)の芸人最年少パーソナリティになれたわけ
まずはこちらの記事をご覧ください。
敬愛する『お笑いナタリー』さんの記事ですね。関係のない話なのですが、私はお笑いナタリーさんの愛読者で、ナターシャさんの採用情報サイトを血眼で確認するのが日々の日課でございます。
というのは置いといて、「四千頭身」です。
やっぱりすごく注目度が高いみたいで、このサイトを見てくれている人の9割が前投稿した四千頭身石橋さんの必要性を問うた記事なんですよね。あれを書いたのは1月半ばでしたが、あれから4か月くらい経ちまして、彼らは順調に出世をとげているわけですよ。
というわけで今日も四千頭身の話をしたい。するぞ。
四千頭身が4月から「オールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送)の木曜パーソナリティになりました!
(お笑いナタリーより拝借:https://natalie.mu/owarai/news/274730)
すごい。芸人としては歴代最年少パーソナリティらしい。あと、トリオ芸人でニッポン放送でパーソナリティを務めるのは1999~ネプチューンぶりとのこと。すごい。
私はラジオが大好きで、特に芸人さんのラジオはだいたい聴いてるんですけど、特に好きなのは『三四郎のオールナイトニッポンゼロ』と『霜降り明星のだましうち!』と『ハライチのターン!』なんですけど、まさか四千頭身が食い込んでくるとは思わなかったんです。
実力不足だとか向いてなさそうとかではなくて、単純にすごく若いから。霜降り明星も若いは若いけど、それでも25.6歳ですよね。四千頭身は全員21歳ですよ。サークルとか入って毎晩鳥貴族で「ハートたれ」をむさぼり食ってる年ですよ。私21歳の時本屋でバイトしてたんですけど、ろくにレジ打ちもできなかったですよ。
この年でまるまる1時間、自分たちだけで電波の上で喋る。それが卒なくこなせるとしたら末恐ろしすぎて震えます。
ナタリーさんの記事よると、選出理由は
「3者3様の雰囲気と、それらが合わさってできあがる独特の空気感。舞台上だけでなく、面接のときですら感じられる異質さに将来性を感じた」
ということらしいです。
「3者3様の雰囲気」「独特の空気感」「異質さ」。
うーん結構抽象的ですけどとりあえずこんな理由で選ばれたみたいです。で、結局「将来性」がずば抜けてるんだろうなと。私がいつも3人を見ていて思うのは圧倒的な「場慣れ感」。あんなに若いのに、おどおどしていたり緊張している感じがしないんですよね。5歳くらいから舞台立ってないとあんな貫禄でないと思うんです。
でもでも、彼らが長時間フリートークしてる姿って想像あまりつかない。ということで、ラジオが開始された4月1日から毎週ラジオを聴いてみたんです。
ラジオを聴いてみて思ったこと
結論から言うと、ながらラジオとして最高なんじゃないでしょうか!!
という感じです。まず、記念すべき第1回から安心して聴けました。若手芸人さんのラジオ第一回って(『ハライチのターン!』の初回放送風の回でも言ってましたけど)猛烈な緊張感がこっちまで伝わって聴いてる側も緊張しちゃうものなんですが。そういうのいっさいなかった。
最初から後藤さんの落ち着いた囁きと、都築さんの安定したハイテンション、石橋さんの慎ましやかさがうまく融合していてもはやヒーリング効果すらありました。だから、何かしながら聴くのに最適。作業を邪魔しないゆるトークでした。
3者3様の雰囲気と、それらが合わさってできあがる独特の空気感。
っていうのがすごくよく分かった。今まで聞いたこともないような独特な空気感。でも、嫌な感じは全くしないし、東京の芸人さん(出身は石橋さん以外違うけども)だけあってなんとなくシティでポップな感じがしました。
3者3様の雰囲気
後藤さん:お決まりのまったり囁き健在。ネタだとツッコミだったけど、ラジオだと意外とボケにまわることが多いのに驚き。そして、少しばかりとがっているイメージだったけど意外とかわいらしい。都築さんのことを「つづちゃん」って呼んでたり。
都築さん:ずっとうるさい(超誉め言葉です、関係者各位どうかお許しを)。
石橋さん:控え目ながら良い味を出している。生放送にも強いし度胸もあって肝も据わっている。予想以上だった。多分彼は今後、現場レポの王子みたいな呼び名がつくと思う。
独特の空気感
ラジオのコーナーに「滝」というドシンプルなネーミングのものがあります。滝が好きな後藤さんに向けて、リスナーがおすすめの滝をプレゼンしたりふざけたりするコーナー。大癖ってわけではないけど独特だなあ。
異質さ
ツッコミ役をつづちゃんが買ってでているおかげで、全体的に心地よい錯綜感が出ている。一番異質なのは石橋さん。口数は少ないけど、喋りだすと空気が良い意味で混沌とする。三四郎相田さん路線で輝きそう。
先週の放送がごにょごにょあって配信停止しちゃったりしてるみたいですが、何はともあれ伸びしろありまくりのゆるラジオだと思います!
すごいのは「若いなあ、フレッシュだなー!」ってかんじで勢いでなんとかなってる明るい新入社員的な感じではなく、実力がベースにあって、安定して聴けるラジオとして仕上がっているところ。彼らの今後が楽しみでなりません。
皆さまも、芸人最年少パーソナリティの注目トリオ芸人『四千頭身のオールナイトニッポン0(ZERO)』ぜひぜひ聴いてみてくださーい!
かまいたち東京進出によって起こる事態
皆さんこんにちは、春ですね。
春といえば、なんでしょう。出会い?別れ?ちょっと眠くなる季節?上着を持っていくかシャツ1枚で出歩くか悩む季節?どれも正解なんですけど、今年の春はひと味ちがいます。
お笑いナタリー(https://natalie.mu/owarai/pp/nsc_ycc_yoec07)さんより拝借
いわずとしれた2017キングオブコントチャンピォンのかまいたちさん。大阪NSC華の26期に属する彼らは、今まで関西を基点に活動をしていました……が、今年の春から東京に進出。
(ところで私はかまいたちの『宝くじ』という秀逸なコントを見てから、彼らのことを芸術家と呼ぶようになりました。あのコントの見た後は、星新一のショートショートの読後感と全く同じきもちになったものです)
……というわけで早速本題ですが、かまたちが東京に進出することにより起こり得そうなことをさくっと予想してみたいと思います。あくまで予想ですのでご了承くださいね。
東京のMC業独占
大阪では数々の賞を独占していたかまいたちですが、東京ではMC業を独占するのではないかと思います。というのも、彼らは本当に卒がない。コントも一流だったら漫才も一流だし平場のトークも面白い。でも、彼らが一番輝く場は番組MCなのではないかと。大阪の番組ではぶんぶん回してますし、AmebaTV「デスゲーム」でのMCもさすがでした。
彼らがMCに向いている理由は、彼らには強い色が無いからです。我が強くないというか、ひな壇でもそんなにがやがやせず、静かに笑っている方がどちらかというと多い。でも、振られればエッジの効いた返しもできる。こういう器用な、良い意味で東京っぽい芸人さんは気づいたらしれっとMCしていたりします。
例えば、バナナマン・おぎやはぎ・バカリズム・オードリー若林さん、みたいな路線です。今後のかまいたちの活躍が楽しみでなりません。
深夜ラジオ界を揺らす
すでにTBSラジオで21時からのレギュラー番組を獲得しているかまいたちですが、今後は深夜ラジオでも頭角を現していくと思います。これは間違いなく。ジャンクなのかオールナイトニッポンなのか文化放送なのかは分かりませんが。
聞いていて嫌味のないトークが魅力の彼ら。痛快な山内さんの毒、濱家さんの優しさと包容力が良い具合に混じって大衆向けのラジオになると思うんです。老若男女に好かれると思う。
とりあえず嫌われる要素がない
東京のテレビに関西芸人出ていると、ごりごりの関西訛りやぐいぐいと前へ出る姿勢を目の当たりにした都会のシティガールやシティボーイは「wow、なんか関西っぽーい」と一歩引いてしまう場合もあったりするんです。
ただかまいたちは東京でも受け入れられやすい芸風だと思います。前述したように前へ出ていくタイプではないですし、とにかく謙虚。濱家さんは背が高くてしゅっとしてますし、ツッコミも優しいからスタイリッユな印象がつくと思うんです。
「中国の富裕層みたいな外見してるなって思ったけど、この人たちなんか控えめで面白くてよくない?」と人気がでることまちがいなし。一発ギャグとかはいらない。「あなた好きだから」はもう封印して良い気がします。狙いは高校生じゃなくて30~40代の都会の大人。山内さんは男の人にすごく好かれると思う。※猛烈に主観的なことを言ってます
第2のバナナマン・おぎやはぎになれる
彼らはとにかくお笑いエリート。その場で求められているものを瞬時に察して対応することができる。だからメディア媒体でも重宝されるはずですが、反対にパンチ力はそこまでないので(一時、にゃんこスターに人気を奪われた事例があるように)大ブレークではなく中ブレークを安定して維持し続け上り詰めるバナナマンおぎやはぎタイプになるはずです。(MCのところでも述べたように……。MCは本当に個性が強すぎる芸人はできないし、トーク力がないとできないし、実はすごく限られた市場なんですよね)
声を大にして言いたいことは、彼らのフリートークがすごくおもしろいということ。ぜひラジオ聴いてみてください。『俺達かまいたち』は東京の人でもらradikoプレミアムで聴けます。
特に山内さんが、濱家さんの恵まれなかった幼少期をいじりだすくだりは最高におもしろいんです。
東京での彼らの活躍に注目です!!
余談ですが、私はNSC26期メンバーに溢れ出るロマンを感じておりまして(かまいたち・和牛・アキナ・天竺鼠・藤崎マーケットetc)そこら辺の関係性含めていつかまとめられたら良いなと思ってます。
特に藤崎マーケットが大好きなんですが、東京の人には「ラララライ体操」のままでイメージが止まってしまっているのがどうにももどかしい。彼らがいかにオールラウンダーなのかもっと広めていけたら良いな。